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ロシア、ウクライナ内の衝突停止求める決議案を国連に提出 | Reuters

ロシアは2日、ウクライナ国内の衝突の即時停止や同国東部での人道回廊設置を求める決議案を国連安保理に提出した。


国連安保理は決議案について話し合うため非公開の会合を開催。6月の安保理議長国でもあるロシアのチュルキン国連大使は会合終了後、記者団に「一部の理事国からは好意的な反応があったが、他の理事国は非常に多くの質問をしてきたので、われわれがそれらに全部答えるには数週間はかかるほどだった」と語った。


その上で大使は「この決議案の審議という点で次の展開がどうなるかはまだ決まっていない」と説明した。


一方、英国のライアルグラント国連大使は記者団に「ウクライナ危機は、人道上の危機ではなく政治的な安全保障面の危機だということをはっきりさせる必要がある」と語った。


ライアルグラント大使とフランスのアロー国連大使は、ロシアの決議案には重大な要素が欠落していると指摘。アロー大使は「例えば、領土の一体性やウクライナの主権、ウクライナが領土の一体性を守る権利などへの言及がない」と指摘した。


米国は、ロシアの提案を「偽善的」と批判。その理由として衝突の即時停止を訴えながら同時に武装勢力がロシアからウクライナ流入し、ロシアの支援を受けた分離独立主義者が新たな目標を攻撃するとともに、欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視団員を人質に取っている点を挙げた。


国務省の報道官は「ロシアが緊張緩和や事態の沈静を要求ないし支持するのであれば、親ロシア派にこうした行動をやめさせる方がずっと効果がある」としている。


これに対してロシアのラブロフ外相は2日、西側諸国はロシアに5月25日のウクライナ大統領選が終われば状況は改善すると請け合ったが、「あらゆる現象がまさに逆の形で起こりつつある」と述べ、平和的な市民に対して空爆や重火器の使用などが行われていると主張した。