グルジアの西部にあるアブハジアは、２００８年、ロシアがグルジアに軍事侵攻したあと一方的に独立を宣言し、ロシアなど一部の国の承認を受けてグルジアから事実上独立し、ロシアとの関係強化を進めてきました。
しかし、ウクライナ南部のクリミアが、ことし３月に独立を宣言した直後にロシアに編入されたのを受けて、先月２７日、数千人の野党支持者たちがロシアへの編入や経済の立て直しを求めてデモを行い、大統領府を占拠するなど、混乱が広がっていました。
こうしたなか、アブハジア議会が、２０１６年に予定されていた大統領選挙をことし８月に前倒しすることを決めたことから、アンクワブ大統領は１日、「流血の事態を避けて国の安定を保つため」として、辞任を表明しました。
一連の動きについて、グルジア国内では、「すべてロシアが仕組んだ筋書きだ」などとロシアを批判する声が出ており、ロシアがクリミアと同じようにアブハジアを編入しようとしているのではないかと警戒を強めています。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140529#1401361042
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140302#1393756712
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140215#1392460857
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140213#1392287841
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140211#1392116211
