米投資家、長期国債のショート拡大=JPモルガン週間調査 | Reuters
JPモルガン証券が3日公表した週間調査によると、米長期国債の保有をベンチマークより少ない「ショート」としている投資家の割合がベンチマークを上回る「ロング」の割合を大幅に上回り、8年ぶりの水準に拡大した。
5月は米国債価格が上昇し、10年債利回りは先週11カ月ぶりの低水準となる2.40%へ低下したが、投資家調査は市場の動きと矛盾する結果となった。
2日時点でショートの割合は40%と前週の35%から拡大した。その一方でロングの割合は11%と17%から縮小した。
ショートとロングの差は29%ポイントに拡大し、2006年5月1日以来の水準となった。
ベンチマーク並みに保有している「ニュートラル」と回答した投資家の割合は49%。前週は48%と2010年10月25日以来の低水準だった。