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エネルギー供給拡大へ2035年までに40兆ドルの投資必要=IEA | Reuters

国際エネルギー機関(IEA)は3日、エネルギー供給を拡大するために2035年までに40兆ドルの投資が必要だとする報告書を発表した。増大するエネルギー需要に対応してエネルギー効率を向上させるため、8兆ドルの投資が必要としている。


特に中東で十分な投資が行われなければ、原油価格は2025年までに現在より15ドル上昇する可能性があると指摘した。


IEAは、2020年代半ばには米シェールオイルなど、非石油輸出国機構(OPEC)加盟国の生産の伸びが鈍化し始めるとして、中東の生産拡大に向けた投資が重点的に行われる必要があるとしている。しかし、治安面の懸念や、中東諸国政府がエネルギー以外の分野への支出を優先していることを踏まえ、中東での投資が拡大するか不安視している。


IEAのエクゼクティブ・ディレクター、マリア・ヴァン・デル・ホーベン氏は、報告書の発表会見で「投資が十分拡大しなければ、原油市場はかなり不安定化し、2020年代に原油価格は上昇する」との見通しを示した。


報告書は、世界の気温上昇を平均摂氏2度以下に抑えるためには、53兆ドルの投資が必要としている