所得格差克服が究極の試練、米経済の勢い増す=財務長官 | Reuters
ルー米財務長官は11日、米経済は勢いを増しつつあるものの、賃金と雇用面で進展に欠けているため引き続き失望を誘っているとの認識を示した。
ニューヨーク・エコノミック・クラブで長官は、数多くの失業者や賃金が伸び悩んでいる人々にとって「回復の実感はほとんどないだろう」と指摘。
経済の恩恵がいかに多くの人々に行き渡るかが「われわれすべてにとって究極の試練になる」との考えも語った。
ルー氏は債務上限などをめぐる政治対立が和らいでいるため、構造的経済問題に関する幅広い議論に道が開かれるとの見通しを示した。インフラ投資促進策、大学に代わる職業訓練の強化や労働参加率の低下阻止に向けた移民政策の改革を例として挙げた。
長官はベビーブーム世代が定年に達するのを止めることはできないが、「ここから生じる労働力の低下ついては、旧態依然とした移民制度を見直すことで対応可能だ」との認識を示した。
また、企業の果たす役割にも言及し、過去最高水準に積み上げられた手元資金を活用する必要があると述べた。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140611#1402482987
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140609#1402311057
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140603#1401792589
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140602#1401706748