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デフレの深刻な懸念ないが、低インフレは長期化=ECB専務理事 | Reuters

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は29日、ドイツのラジオ局のインタビューに答え、ユーロ圏がデフレに陥る深刻な懸念はないが、低インフレの状態は長期化するとの見方を示した。


ECBは物価上昇率の中期目標を2%に設定しているが、5月の水準は0.5%と目標を大幅に下回っている。


専務理事は「物価下落を見込んだ買い控えがみられれば、デフレを引き起こす下方スパイラルにつながる可能性があるが、現時点ではデフレ懸念が増大したり深刻化しているわけではない」と述べた。さらに「低インフレの状態は長期にわたって続く見込みだ。インフレ率が非常に低くリスクが高い場合、欧州経済は外的要因によるこれまでにない影響を受けるだろう。影響を吸収するものがないからだ」と話した。


インフレ目標については「中銀として、物価上昇率をできるだけ早く目標の2%に近づけるよう努力する。ただ、現在の金融政策が異なる経済構造に浸透するまでには時間がかかる」と述べた。