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ユーロ圏の低インフレ、金融環境を引き締め的にとどめる=仏中銀総裁 | Reuters

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁は8日、ユーロ圏の低インフレが金融環境を引き締め的にとどめており、広範囲な経済回復の実現を脅かしているとの見方を示した。


総裁は、ユーロ圏にはここ数カ月で高水準な資本流入が見られ、借り入れコストの低下につながったと指摘。しかし同時にユーロ高も引き起こしているため、総合的にポジティブな効果があったかは不明だとしている。


銀行業の会合で総裁は、「名目上はユーロ圏の状況は米国に比べてより緩和的だが、各実質指標はそれよりも引き締め的であることを示している」と述べた。


総裁は、低インフレが実質金利を引き上げ、資本流入を招き、ユーロ高を引き起こすことで、ユーロ圏は「意図しないフィードバックループ」に陥る可能性があると指摘。「金融面では、実質経済の回復を脅かすような悪い均衡点に近づいているかもしれない」と付け加えた。


そのうえで、ECBは「下方リスクがさらに顕在化した場合は、必要に応じて行動を取る」用意があると述べた。