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米 40人以上の大使赴任できず NHKニュース

アメリカでは、外国に駐在する大使は大統領から指名され、議会上院の承認を得て赴任することになっています。
しかし、議会上院では、与党・民主党と野党・共和党の激しい対立からさまざまな法案の審議に遅れが生じ、結果として大使人事の承認手続きが後回しにされ続けており、現在、指名された大使のうち、43人が承認を得られていないという異例の事態となっています。このため、ケリー国務長官は10日、議会上院に対し、「これらの人事を今すぐ承認してほしい」と訴える声明を発表しました。
ケリー長官は、ナイジェリアでイスラム過激派組織が大勢の女子生徒を連れ去った事件に関連して、生徒たちの一部が連れ去られた可能性がある隣国のカメルーンニジェールに、現在、アメリカの大使がいないことを指摘し、「両国に大使がいれば、われわれはもっと強い対応を取れたはずだ」として、大使承認の遅れの影響に強い危機感を示しました。
議会上院では、承認手続きの遅れの責任を巡って与野党が非難合戦を繰り広げていて、国民の間からは批判の声が高まっています。