資源エネルギー庁に調査を委託されている石油情報センターによりますと、14日時点でのレギュラーガソリンの小売価格は、1リットル当たりの全国平均で、先週より0.2円値上がりして169.9円でした。
小売価格の値上がりは12週連続です。
これは、イラク情勢の悪化が続いていることによる原油価格の上昇分を小売価格に転嫁する動きが広がったためです。
都道府県別に見てみますと、今週は29の府と県で値上がりし、上昇幅が最も大きかったのは高知県で3.5円、次いで石川県で1.5円、山形県で0.8円などとなっています。
一方、8つの道府県では横ばいで、10の都県では値下がりしました。石油情報センターは「このところ原油は値下がりしており、卸価格を引き下げている石油の元売り会社も出ている。小売価格に転嫁する動きが一段落すれば、来週は値下がりに転じる可能性が高い」と話しています。