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ガザの市街地で戦闘激化 犠牲者580人以上に NHKニュース

ガザ地区で地上作戦を続けているイスラエル軍は22日、「テロ活動が集中している東部のシュジャイヤ地区で、テロ掃討の任務に当たった」と発表し、東部の市街地に集中攻撃を行ったことを明らかにしました。
一連の攻撃で、イスラエル軍は、ハマスが建設した地下トンネルへの出入り口66か所を発見したなどとして成果を強調していますが、人口が集中する市街地で激しい戦闘が続いているため、市民の犠牲者が急増しています。
ガザの保健当局によりますと、一連の軍事作戦によるガザ地区での死者は、120人の子どもを含む585人に上っています。国連機関によりますと、21日の時点で、戦闘から逃れるため学校などに避難した住民は10万人を超えています。
こうしたなか、国連のパン・ギムン事務総長は、エジプトでアメリカのケリー国務長官と会談したのに続いて22日にイスラエルに入り、ネタニヤフ首相と会談する予定で、市民への影響が深刻化するなか、停戦に向けて働きかけを強めることにしています。

ガザ地区で、イスラエル軍ハマス側の戦闘が激しさを増し、市民の犠牲者が増えるなか、アメリカのケリー国務長官が仲介役を務めるエジプトを訪れ、停戦の早期実現に向けて政府要人らと相次いで会談しています。
ケリー国務長官は22日、先週、双方に停戦案を示したエジプトのシュクリ外相と会談しました。
会談に先だって、ケリー長官は「戦闘の停止は可能だと思うが、それだけでなく、和平交渉の再開についても取り組みたい。エジプトの支援を得て進展できるよう期待している」と述べ、エジプトの提案を支持する考えを改めて示しました。
また、シュクリ外相も「われわれの提案は暴力を停止するためのものであり、停戦という目的を達成するため、できるかぎりの努力をしていきたい」と述べました。
ケリー国務長官はこのあとシシ大統領らとも会談し、事態打開に向けた方策を協議する予定です。
しかし、エジプトが示した停戦案は、経済封鎖の解除の保証がないなどとしてハマス側が拒否しているため、エジプトの仲介が双方の戦闘の停止につながるかどうかは依然として予断を許さない情勢です。