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7月米非農業雇用は20.9万人増、失業率6.2%に上昇 | Reuters

労働省が1日発表した7月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が20万9000人増と、伸びが市場予想の23万3000人より小さかった。失業率も6.2%と、前月並みを見込んでいた予想に反して上昇した。


労働市場に幾分緩みがあることを示し、連邦準備理事会(FRB)に当面の間、低金利政策を維持する余地を与え得る内容となった。


5━6月の雇用者数の伸びは、前回発表分より計1万5000人多かったと修正された。6月の伸びは29万8000人増となった。労働市場の勢いを示すとの受け止めが出ている。


アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は「経済が着実に拡大しつつも、過熱していない「ゴルディロックス」状態にあることを示し、FRBの漸進主義的な政策アプローチへのコミットメントを支える内容となった」と話した。


伸びは6カ月連続で20万人以上となり、1997年以来の長さとなった。


失業率の上昇について、労働市場参加者が増えたためで、雇用市場への信頼感の表れとの受け止めも出ている。


時間当たり賃金の伸びは0.01ドルと小幅にとどまった。年率で2.0%だった。


雇用の伸びは鈍化したものの、経済が第3・四半期に底堅く成長するという市場の見方は変わらないとの指摘も聞かれる。


ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの世界株・調査戦略部門の責任者、ショーン・リンチ氏は「労働市場や景気が改善していることを引き続き示したが、賃金圧力が高まらず、投資家の新たな懸念の種となっている」と話した。


労働参加率は62.9%と、前月まで3カ月間連続で続いた62.8%から上昇した。 職探しをあきらめた人や、正規雇用にありつけないパートタイム従業員を含む失業率は12.2%に小幅上昇した。


長期失業者の割合が高まり、政策当局者らの注意をひくとの見方も出ている。失業期間も長くなった。


雇用の伸びは幅広い分野に及んだ。製造業は1年連続、建設業も7カ月連続で増加した。