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ロシア ウクライナ住民の避難所公開 NHKニュース

ロシア非常事態省によりますと、戦闘が続くウクライナ東部からロシア側に避難した住民は4万2000人余りに上り、プーチン大統領は先週、こうした住民への支援を強化するよう指示しました。
ロシア国内にはすでに580か所以上の避難所があり、このうち極東のウラジオストクに設けられた避難所が、5日にメディアに公開されました。
この避難所は大学の寮の一部を使ったもので、10世帯余り合わせて37人が入居しています。
住民たちは支給された洗濯機や冷蔵庫を部屋に運び込んだり、健康状態を調べる検査を受けたりしていました。
ウラジオストクにはウクライナ系の住民も多く、親戚などを頼って避難してくる人も多いということです。
非常事態省によりますと、避難した住民のほとんどがロシア国籍を取得して現地での就職を希望しているということです。
家族とともに避難してきた40代の男性は「家族を養うため漁業者として働くつもりです」と話していました。

緊迫化するウクライナ情勢についてUNHCR国連難民高等弁務官事務所は、現地の治安の悪化で、国内の他の地域や国境を越えてロシア側に避難する住民が急増していると発表しました。
UNHCRのコシェテル報道官は5日に本部のジュネーブで会見し、ロシアが一方的に編入したクリミアや政府軍と親ロシア派の武装集団との間で戦闘が続くウクライナ東部から国内の他の地域に避難している住民の数は、合わせて11万7800人に上ったと発表しました。
これは1か月前に比べて2倍の数で、特にウクライナ東部から避難した住民はこの1週間だけで6000人余りに上ったということです。
またことしに入ってからこれまでにウクライナからロシアに避難した人は73万人に上り、このうち16万人余りは難民認定を申請しているということです。
コシェテル報道官は人びとが身を寄せている避難所の多くは冬に対応した場所ではないと指摘したうえで「できるだけ早く住民が家に帰れるように治安状況などの改善が必要だ」と述べ、国際社会による支援を求めました。