ASEAN関連会議、米国が南シナ海問題での挑発的行動けん制へ | Reuters
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の外相会議が8日からミャンマーの首都ネピドーで開かれる。会議に参加する米国はその場を利用し、南シナ海問題での挑発的な行動を慎むよう、各国から支持を取り付ける方針で、中国への風当たりが強まる見通し。
米国はASEAN会議での働きかけを通じ、南シナ海問題に対する関与を深めることになる。
中国はこれまで、南シナ海問題に対する米国の関与を拒んでいる。領有権が争われている領域での埋め立てや建設を中止するよう米国やフィリピンが提案していたが、中国側はそうした提案もはねつけていた。
米国務省高官は「ケリー長官は対決したいわけではない。超大国同士の対立ではない」と指摘し、同長官が中国だけでなく全ての当事者に自制を促す方針だと強調した。