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イスラエルにガザからロケット弾、72時間の停戦終了 | Reuters

パレスチナ自治区ガザで７２時間の停戦が終了し、ガザからイスラエルに向けてロケット弾が発射された。イスラエルとパレスチナ当局が明らかにした。

負傷者や物的被害の報告はなく、イスラエル軍も応戦していない。

ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの報道官は停戦延長を拒否したが、協議は続ける意向を示している。

ハマスの軍事部門は７日遅くに発表した声明で、イスラエルが譲歩しない限りパレスチナ側の交渉担当者は停戦の延長に合意すべきでないとの見解を示した。イスラエルが譲歩案を示した兆候は見られない。

一方イスラエルのシュタイニッツ戦略担当相は軍のラジオ局に対し「ハマスが攻撃を再開すれば武力で応じる」とし、ハマスの支配を終わらせるために、イスラエルがパレスチナ自治区ガザを再び管理下に置くことを真剣に検討する可能性があると述べた。

Israeli military restarts Gaza offensive as peace talks stall ― RT News
ガザ一時停戦終了 双方が攻撃再開　NHKニュース

イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスは、５日からエジプトの仲介のもと７２時間の一時停戦に入り、エジプトの首都カイロで長期的な停戦に向けた協議を行ってきました。
しかし協議では、イスラエル側がガザ地区の非武装化を、またハマス側が経済封鎖の解除などを要求して平行線をたどり、結局、一時停戦を延長することにも合意できず、現地時間の８日午前８時（日本時間の午後２時）に７２時間の期限を迎えました。
これについてパレスチナの交渉団の１人はＮＨＫの取材に対し、「イスラエル側がパレスチナ側の要求を拒否したことで交渉が決裂した」と述べ、双方は８日のうちにカイロを離れる見通しであることを明らかにしました。
ガザ地区からは、一時停戦の終了と同時にイスラエルに向けてロケット弾による攻撃が１０回以上行われる一方、イスラエル軍もガザ中心部への空爆を行いました。
双方の攻撃は今のところ限定的ですが、停戦に向けた協議が行き詰まったことで戦闘が本格的に再開することが懸念されています。