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ウクライナ情勢で黒海周辺産小麦に供給懸念−弱気見通し後退 - Bloomberg

投機家による小麦相場下落を見込む売り越しが6月以降で初めて減少した。黒海周辺からの供給に支障が出るとの見方が広がり、価格は1カ月ぶりの高値に上昇した。


資産運用会社による小麦の売越残高は前週に1月以来の高水準まで膨らんでいた。ポーランドのシコルスキ外相は先週、ロシアがウクライナへの侵攻に備えウクライナ国境沿いに兵力を集結させたことを明らかにした。米政府によると、ロシアとウクライナは今年、世界の小麦輸出の約20%を占めると推計されている。


商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、小麦の先物とオプションの売越残高は5日終了週に6万7033枚となった。前週は7万1968枚だった。


黒海周辺情勢がこう着状態に陥っていることに加え、欧州で降雨量が多過ぎ小麦の品質が低下する恐れがあることから、シカゴ市場の小麦先物相場は4年ぶりの安値を付けた7月29日以降、5.9%上昇した。米政府が、世界の在庫が来年の収穫前に3年ぶりの高水準に達するとの見通しを示したことを受け、相場は月間ベースで3カ月間連続で下落し、2012年以降で最長の下落となっていた。

Wheat Bears Retreat as Black Sea Supply Risks Mount: Commodities - Bloomberg