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「イスラム国」が小麦奪い戦闘資金に、油田・ダム掌握に続き | Reuters

イスラム国家の樹立を目指すイスラムスンニ派過激組織「イスラム国」が、イラクの油田5カ所と同国最大のダムの掌握に続き、制圧した地域で収穫された小麦を奪い、戦闘資金に充てている。


同組織は農業生産が広く行われる5州の大部分を掌握。国連機関によると、イラク国内で生産される小麦の約4割がこの5州で収穫されている。


イラク当局者はロイターに対し、イスラム国の戦闘員らが政府の貯蔵施設から小麦を手に入れ、製粉して市場に流通させているほか、仲介者を通じて政府への小麦売却を試みたと明らかにした。


政府高官によると、同組織は過去数週間の間に、ニネベ州とアンバル州の政府貯蔵施設から小麦を入手したという。


同国農業協同組合の責任者は、イスラム国は生産者が抵抗すれば威圧していると指摘。「生産者は大きな圧力を受けている」と述べた。


同5州の施設では、政府が今シーズンに農家から購入した小麦110万トンが貯蔵されているという。


イスラム国が掌握した地域の一部はまだ政府の支配下にあり、同組織が入手した小麦の正確な量は明らかでないが、イラク農業省の関係筋は、小麦を含む農業生産の約3割が危険にさらされていると話した。