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ロシアの人道支援 条件付きで受け入れへ NHKニュース

ウクライナ東部では政府軍と親ロシア派の武装集団の間で戦闘が続き、政府軍が包囲を強める中心都市ドネツクや、ルガンスクなどで、食料や飲料水、医薬品などが不足しています。
こうした事態を受けて、ロシア政府は12日、食料や飲料水などの支援物資を積んだ280台のトラックをモスクワ郊外からウクライナ東部へ向けて出発させましたが、ウクライナ政府はトラックの国境通過を認めない姿勢を示していました。
これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は13日、「トラックの車列は今、ロシア国内を移動中だが、支援は赤十字国際委員会と共同で行う」と述べ、赤十字国際委員会と協力していることを強調しました。
一方、ウクライナ国家安全保障・国防委員会のルイセンコ報道官も、赤十字国際委員会がトラックを管理する場合にかぎり安全を確保するとして、受け入れる考えを示しました。
しかしウクライナ側は、ロシアが人道支援を口実に介入するのを強く警戒しており、トラックの車列の国境通過が認められるかどうかは依然、不透明な状況です。

ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派の武装集団の間で依然、戦闘が続いており、国連人権高等弁務官事務所は13日、4月中旬から今月10日までの間に少なくとも子ども20人を含む2086人が死亡し、4953人がけがをしたことを明らかにしました。
これは、ウクライナの政府軍の兵士や親ロシア派の武装集団のメンバー、それに一般市民などを合わせた数だということです。
国連の担当者は「現場は不安定な情勢で医療施設へのアクセスが限られているうえ通信手段も破壊されており、集計作業は途中の段階だ」として、死者の数はさらに増える可能性があると説明しました。

ロシア人道支援、赤十字の監督下で=ウクライナ首相 | Reuters

ウクライナのヤツェニュク首相は13日、ロシアがウクライナ東部に向けて派遣に踏み切った人道支援団について、外部からのいかなる人道支援赤十字国際委員会(ICRC)の監督の下で実施される必要があると述べた。


同首相の発言が、ウクライナ政府がロシアからの支援を完全に拒否することを示しているのか、単に支援物資を積載したロシアのトラックのウクライナ入国を拒否することを示しているのかは、現時点では明らかになっていない。


ただ、アバコフ内相は自身のフェイスブックのページに、「プーチン大統領が派遣した『人道支援団』に(ウクライナの)ハリコフ州に立ち入ることを許可しない。こうした挑発行為をウクライナ領内で行うことは許さない」と書き込んでいる。

支援物資を載せたトラック280台は12日、モスクワ郊外からウクライナ東部に向け出発し、モスクワから約500キロ離れたロシア南西部ボロネツの空軍基地に到着した。国営ロシア通信(RIA)によると、支援団は13日朝、ウクライナとの国境に近いベルゴロドに向け出発。ベルゴロドからウクライナハリコフ州に入るとしている。


ウクライナICRCの報道官によると、ICRCは現在、ロシアが送った支援物資の分配先や運搬方法について決定するため、品目などの具体的な情報の提供を待っている。物資を運搬するルートは未定としている。

国連報道官によると、ウクライナの紛争による死者数は推計で8月10日時点で2086人に達し、7月26日時点の1129人から増加。同報道官は、事態は明らかに悪化しているとしている。

ロシアの支援物資、赤十字「詳細な一覧表が必要」 | Reuters

赤十字国際委員会(ICRC)は13日、ロシアがウクライナ当局やICRCに支援物資の「総目録」を提出したと明らかにした。ただ、物資引き取りには詳細な一覧表が必要とした。


ICRC報道官のAnastasia Isyuk氏はロイターに「(総目録には)飲料水ボトルや食品関連、発電機などの基本的な必需品が含まれている」と説明。


その上で「ウクライナの国境当局者が正式に国内搬入を許可すれば、ICRCが支援物資を受領するために、トラックに積んだ物資のすべてを詳細に記した一覧表が必要となる」と話した。


同氏は、国境通過の手順や通関などいくつかの重要問題について、詰めの作業が必要との認識を示した。また、状況は刻一刻と変わっており、支援物資の扱い方法に関する詳細を示すことはできないとも述べた。