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Twitter / BBCNews: Thursday's FT - "BoE inflation

Thursday's FT - "BoE inflation report pushes bets on rate rise back to 2015" #bbcpapers pic.twitter.com/gd8KE6yLtU via via @suttonnick

英国:住宅バブル懸念 超低金利で価格16%上昇 - 毎日新聞

英国で住宅価格が高騰し、不動産バブルへの懸念が高まっている。中央銀行イングランド銀行(BOE)による超低金利政策などを背景にロンドンの住宅価格は過去1年で16%も上昇した。BOEのカーニー総裁は利上げを検討する姿勢を示す一方で、13日の記者会見では雇用の改善ペースの遅さに懸念も表明。バブル回避と景気回復の間でジレンマも抱えている。


 英国は2008年のリーマン・ショックで米国と同様に住宅バブルが崩壊したが、13年以降は回復が急ピッチで進み、ロンドンの住宅価格は既にリーマン・ショック前のピークを上回った。BOEが09年から政策金利を過去最低の0.5%に据え置いていることに加え、中東や中国など新興国の投資資金が高額物件に流れ込んでいることが上昇に拍車をかけている。カーニー総裁は7月の講演で「歴史的な低金利政策が長期間継続すれば、住宅バブルの発生を許し、(バブルがはじけると)英経済は景気後退に逆戻りする危険がある」と警告し、利上げを視野に入れている姿勢を示した。


 ただ、拙速な利上げが景気回復を妨げるとの懸念はBOE内にも根強い。英経済は実質国内総生産(GDP)で年率3%台の成長が続き、失業率も低下しているが、雇用は賃金の安いパートが多い。カーニー総裁は13日の会見で「賃金の回復ペースは予想より遅れる」と指摘し、市場に年内の利上げを期待する見方があることについては「経済指標を見て決める」と述べるにとどめた。


 BOEは銀行に対して住宅融資を所得に応じて制限するよう求めるなどの沈静化策を取っており、その効果を見定める考え。市場も利上げ時期を巡って、住宅市場の行方を注視している状況だ。