ゴールドマン子会社が丸の内オフィスビルの買い手候補に=関係筋 | Reuters
米投資銀行ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)のアセット運用会社、ゴールドマン・アセット・マネジメント(東京都港区)が、東京駅に隣接するオフィスビル、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都千代田区)の入札で約1650億円の価格を提示、買い手の最終候補として残っていることがわかった。
複数の関係筋がロイターに明らかにした。
同ビルを売りに出しているのは、不動産投資会社のセキュアード・キャピタル・インベストメント・マネジメント。同社は売却目標価格を約1800億円に設定していた。これまでの入札価格はまだその水準には届いていないものの、応札状況から判断して、成立すれば2008年のリーマン・ショック後、日本で最大の不動産取引になるとみられる。
同ビルは2001年に竣工後、2006年に不動産投資会社のダヴィンチ・ホールディングスが取得。その後、世界的な金融危機を背景に物件価値が大幅に下がり、ダヴィンチの借入金返済が滞ったため、物件売却の権利は債権者の新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)に移った。その後、セキュアードがこの物件を取得していた。