【ウクライナ情勢】ロシアの支援物資を受け入れ - MSN産経ニュース
ウクライナ政府は１６日深夜、ロシアがウクライナ東部ルガンスクに向け２８０台のトラックに搭載して送った人道支援物資を受け入れると発表した。赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）の管理下で届けられる。
支援物資受け入れは緊張が続くウクライナ情勢改善に向けた歩み寄りとの見方もあるが、東部では依然政府軍と親ロシア派武装集団の戦闘が続いている。
ウクライナのポロシェンコ大統領は１６日のバイデン米副大統領との電話協議で、ロシアから武器が東部に不法に流入し、対立を助長していると批判した。
ウクライナ政府によると、物資は水や食料、医薬品、発電機、寝袋の１２品目で、総量約１８５０トン。ロシアメディアによると、ルガンスクでは３週間近く水道や電気がなく、食料も不足している。
ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派との戦闘の影響で、中心都市ドネツクやルガンスクで、飲料水や食料、医薬品などが不足していて、ロシア政府は人道支援のためトラック２８０台を現地に送りました。
これに対しウクライナ政府は、今月１５日から税関職員などをロシア側に派遣し、ウクライナとの国境およそ４０キロのロシア南部の町で、赤十字国際委員会の協力を得て積み荷の検査を行っていました。
ウクライナ政府は支援物資とともに武器や兵士が運ばれることを警戒していましたが、１６日、積み荷はコメや塩、それに飲料水など合わせて１８５０トン余りの人道支援物資だと確認されたと発表しました。
このあと支援物資は赤十字国際委員会の管理の下、ルガンスクに輸送されることになります。
しかし、ルガンスクまでの道のりのウクライナ東部の国境地帯は、親ロシア派が掌握している地域が多く、政府軍との戦闘に巻き込まれず、支援物資が無事市民に届けられるかどうかが課題となっています。
Ukraine officially recognizes Russian aid convoy as humanitarian ― RT News
Ukraine Minister of Social Policy Lyudmila Denisova has signed an order officially recognizing the Russian convoy stuck at the border as humanitarian aid cargo of the International Committee of the Red Cross.
"In accordance with Articles 4 and 5 of the Law of Ukraine 'On Humanitarian Aid' considering the initiative of the President of Ukraine Petro Poroshenko on receiving humanitarian aid within the framework of international humanitarian missions under the auspices of the International Committee of the Red Cross (ICRC) to recognize the cargo as humanitarian aid,” the document reads.
