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PIMCO、ジャンク債いいとこ取り−無差別投げ売りが好機 - Bloomberg

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO )は、投機的格付けの債券をファンドマネジャーが無差別に投げ売りする最近の傾向の中で良質なジャンク(高リスク高利回り)債を買い集めている。
ジャンク債に投資するファンドの解約急増で、ファンドの運用者は売りを迫られた。売り急ぐ中で運用者らは、売るべきでない資産を放出し、格付けが投資適格のすぐ下のような一部債券に「極めて有利な」値段が付いたと、PIMCOの社債ポートフォリオ世界責任者のマーク・キーセル氏が19日、シドニーでの記者説明会で述べた。


「高利回り債の運用者は、われわれに言わせれば、売るべきでないものを売っている。高利回り債市場で最も安全な、格付けがダブルB級の債券を売っているのだ。当社はここ数週間、こうした債券のいいとこ取りをしてきた。ファンダメンタル(基礎的)に妥当と当社が考える価値に比べ相当割安な価格で取引されているからだ」と、PIMCOの副投資責任者でもあるキーセル氏は語った。


ファンドからの大量資金流出を受け、米ジャンク債の平均利回りが1日に6.3%と約6カ月ぶり高水準になったことを、バンク・オブ・アメリカBOAメリルリンチの指数が示している。その後の相場回復で18日は5.97%。7月のリターンは月間ベースで、約1年で最悪のマイナスだった。