広島市の土砂災害の現場では、２４日未明からの雨でいったん中断されていた、警察と消防、自衛隊による行方不明者の捜索は、雨が弱まり、現場の安全が確認できたとして、午前１０時４０分からおよそ３５００人の態勢で再開されました。
このうち、警視庁の機動隊員たちはシャベルやツルハシなどを持って現場に向かい、アパートが土砂で流されるなど大きな被害を受けた広島市安佐南区の八木地区を中心に警備犬も使って捜索を行っていました。
しかし、午後になって雨が強まり、二次災害のおそれがあるとして、午後０時半すぎに再び中断されましたが、雨がやんで安全が確認できたとして、午後２時半すぎ、捜索が再開されました。
警察によりますと、２４日、新たに１人の死亡が確認され、これで死者は５０人となりました。
また、行方不明のおそれがある人は、安否が確認された人が出てきたことから３８人となっています。
