イギリスで開かれているNATO首脳会議は、5日、ウクライナ情勢などを巡って2日目の協議に入り、イギリスのキャメロン首相は、冒頭で「ロシアは国際的なルールを完全に破っている」と述べ、改めてロシアへの不信感を強調しました。
午前の協議のあと、NATOのラスムセン事務総長が会見し、加盟国が攻撃を受けた場合、防衛のため短期間で駆けつける「速攻部隊」の創設など、ロシアの脅威などを念頭に加盟国の防衛を強化する新たな行動計画で合意したことを明らかにしました。
また、2年後のNATO首脳会議はポーランドで開催すると発表しました。
次回の首脳会議の開催地をかつてNATOと対立した軍事同盟ワルシャワ条約機構が設立されたポーランドに決めたことについて、ラスムセン事務総長は「東ヨーロッパでNATOの存在感を示す強いシグナルだ」と述べました。
NATO首脳会議では、このほか、加盟各国の防衛費の増額についても合意を目指すことにしています。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140905#1409914326
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140905#1409914327