錦織選手は、準決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手を破り、四大大会のシングルスで日本選手として初めて決勝に進みました。
今大会、第10シードで、大会中に世界ランキングを8位に上げた錦織選手は決勝で、第14シードで、世界ランキング12位となったチリッチ選手と対戦しました。
錦織選手は、チリッチ選手の時速200キロを超える速いサーブに苦しみ、打ち合いでも力強いショットに押される場面が続き、第1セットを3ー6、第2セットを3ー6と続けて落としました。
錦織選手は粘り強いプレーを見せましたが、チリッチ選手の勢いを止めることはできず、第3セットも3ー6で落とし、セットカウント0対3のストレートで敗れました。
錦織選手は、四大大会のシングルスで日本選手として初めての優勝はなりませんでしたが、日本選手のシングルスで初となる四大大会準優勝を果たしました。
【全米OPテニス】「『勝てる』が見え、集中できなかった」 錦織、悔しさと手応え 一問一答 - 産経ニュース
−−敗因は
「チリッチは何回も勝っている相手。勝てるというのが見えたのも、集中できなかった理由の1つ。ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった。(四大大会で勝つ)チャンスだったので、逃したのは悔しい」
−−プレー内容は
「(体が)なかなか速い動きについてこなかった。ずっと迷走している感じ」
−−世界のトップに近づいた大会だった
「一番自信になるのはワウリンカやジョコビッチに競り勝つことができたこと。攻撃的な、理想とするプレーになってきている」
−−体力面が向上した
「準決勝や決勝は夢の世界だった。自分がどれだけ(体を)つくれば(準決勝や決勝に)行けるのかと思っていたところに(体力面で)到達した」
−−今後の目標は
「また決勝に戻ってきたい。やはりグランドスラムで活躍することが目標。また優勝を目指したい」