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小沢一郎代表が、NHK番組「日曜討論」に出演、自民党2分による「保守2大政党体制」への再編を示唆 - 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

「安倍政権にどう向き合うのか、そして秋の臨時国会や、今後の政局への対応」などについて聞かれて、答えた。
 ①内閣改造であり、どうということはない。自公に替わる野党の受け皿がない。
 ②消費税を続けてさらに10%に引き上げるのは,反対である。景気を良くするためには個人の消費を増やす以外ない。
 ③小泉純一郎政権以来、個人の所得は減り続けている。安倍晋三首相の「地方創生」という言葉だけはいいが、とくに地方の状況は非常に深刻だ。
 ④続いての増税で、中小・零細企業,一次産業が負担に耐えられなくなり,経済は冷え込んでしまう。税制としての消費税に反対しているわけではない。民主党が2009年の選挙のときに,税率を引き上げ国民に負担をかける前に、まず,抜本的なもの、行政,色んな改革を断行する。それでもまだ足りないときには消費税をお願いするということだった。結局、大改革も何もしないで,ただ税負担だけを国民に求めるのは,約束違反だということで、私は呑めないと主張した。
 ⑤2015年春の統一地方選挙は、野党結集の試金石になる。

しかし、小沢一郎代表は、「オリーブの木」構想を掲げ、「非自民勢力」を結集して、自民・公明両党連立政権を打倒して、政権交代を実現しようとする戦略戦術を示しているものの、自ら率先して野党を結集しようとしているようには見受けられない。細胞分裂してバラバラになり続けている野党に失望し、諦めているのだ。むしろ、自民党を2分して、「保守2大政党」による保守陣営内で「政権交代」できる体制を築こうと示唆しているかに見える。かつて自民党が5大派閥のなかで、政権をタライ回しして、安定した自民党長期政権を38年間続けてきたのに匹敵する「新しい保守体制」(「新しい国づくりを目指す勢力」と「戦前の日本を、取り戻す勢力」)である。