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シリア反政府勢力「アサド政権攻撃を優先」 NHKニュース

アメリカはイラクで続ける空爆イスラム国の拠点がある隣国シリアに拡大するとともに、シリア国内の穏健派の反政府勢力に軍事支援を行ってイスラム国の壊滅を目指す方針です。
反政府勢力「シリア国民連合」の最高幹部の1人、ハイサム・マーレフ氏は15日、エジプトの首都カイロでNHKのインタビューに応じました。
この中でマーレフ氏は、アメリカなどへの協力姿勢を示しながらも「イスラム国が勢力を拡大させたのは国際社会がアサド政権の打倒を願うシリア国民への支援を怠ってきたためだ」と述べ、欧米諸国のこれまでの対応を批判しました。そのうえで「われわれの攻撃はイスラム国に限らない。アサド政権に対する民衆運動から始まった戦いであり、主な攻撃対象はあくまで政府軍だ」と述べ、軍事支援を受けてもイスラム国よりもむしろアサド政権への攻撃を優先する考えを示しました。
シリアで続く内戦は、アサド政権と反政府勢力、それにイスラム国の三つどもえの戦いとなっていますが、イスラム国を攻撃の標的とするものの内戦への介入は避けたいアメリカと、あくまでアサド政権の打倒を掲げる反政府勢力の思惑の違いが浮き彫りとなっています。