エリザベス女王は住民投票で独立反対派が勝利し、スコットランドがイギリスにとどまることが決まったのを受けて19日、国民へ向けた声明を発表しました。
この中でエリザベス女王は、「スコットランドやほかの地域の人々の間に強い感情や対立がありますが、これはイギリスが民主主義の伝統に基づいているからこそ生じるものです」として、住民投票を巡る議論で表面化した対立や意見の違いに理解を示しました。
そのうえで、「スコットランド人もイギリスのほかの地域の人々も、自分の意見を表明したあとは互いを尊敬し助け合う精神でイギリスの未来のために協力していくことができると信じています」として、今後は意見の違いを乗り越えて協力するよう国民に呼びかけました。そして、「王室も私自身も、この大切なことを支援するためにできるかぎりのことをします」として、王室としても協力する考えを明らかにしました。