アメリカなどがシリア国内で空爆を開始したことについて、シリア外務省は国営メディアを通じて声明を出し、「アメリカが22日にシリアの国連代表部に対し、ラッカにある『イスラム国』の拠点に対して空爆を行うと伝えてきた」として、アメリカから事前に通告があったことを明らかにしました。これに対し、アメリカ国務省のサキ報道官は23日、声明を出し、国連大使を通じて、シリアに空爆を行う意向を直接伝えたことは認めましたが、空爆の具体的な日時や攻撃目標などの詳細は知らせなかったとしています。
そのうえで、「われわれはアメリカの航空機と交戦しないようシリアに警告した。アサド政権の承認は求めておらず、調整もしなかった」として、敵対するアサド政権とは協力しない立場を強調しました。
アサド政権は、これまで「イスラム国」への対応について「テロとの戦いのため、国際社会と協力する用意がある」とする一方で、シリアの承認のない攻撃は主権の侵害であり、認められないという立場を示しています。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140923#1411469115
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140923#1411469134