フォーブスが29日発表したアメリカの長者番付によりますと、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が資産総額810億ドル(日本円にして8兆8000億円余り)と21年連続でトップの座を守りました。
2位は著名な投資家ウォーレン・バフェット氏で670億ドル、3位はソフトウエア会社オラクルの創業者ラリー・エリソン氏で500億ドルでした。
また交流サイトの大手、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏は、保有する会社の株価が上昇したため前の年の20位から11位に順位を伸ばし、340億ドルでした。
長者番付で公表された400人全員の資産を合わせると、前の年より13%多い2兆2900億ドル(およそ250兆円)で、人口2億人のブラジルのGDP=国内総生産とほぼ同じ規模に当たります。
アメリカでは好調な経済を背景に株価や不動産価格の上昇が続いていることから、こうした資産を持つ一部の人たちに富が集中する傾向が強まっていることがうかがえます。