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Business Insider

PIMCO's new management didn't seem too thrilled today http://read.bi/1DXyo2s

グロース氏、再出発に「ニュー・ニュートラル」説にお墨付き - Bloomberg

グロース氏はPIMCOでの最後の数カ月、景気を刺激もせず冷ましもしない中立的な金利水準が金融危機前よりも低くなるという「ニュー・ニュートラル」説を唱えていた。成長の弱さと負債水準の高さから、新たな中立金利は2%程度になるというのが同氏の意見だ。


政策金利のピークは従来ほど高くならないというこの説でPIMCOの債券ファンドからの資金流出を止めることはできなかったし、ゴールドマン・サックス・グループやブラックロックの運用者らは異を唱えた。
しかし29日には元中銀当局者たちがリポートで、グロース氏の説を支持した。モルガン・スタンレーのビンセント・ラインハート氏、ロンドン・ビジネス・スクールのルクレツィア・ライクリン氏、ブレバン・ハワード・キャピタル・マネジメントのルイージ・ブッティリオーネ氏、ダブリンのトリニティ・カレッジのフィリップ・レーン氏が執筆したリポートを国際通貨銀行研究センター(ICMB)が発行した。


「Deleveraging? What Deleveraging?(仮訳:レバレッジ解消は本当に起こっているのか?)」という題のリポートでエコノミストらは、グロース氏が想定する債務増大と生産減速の2つを「有毒な組み合わせ」と呼び警告した。金融危機後に債務圧縮が進んだという大方の見方に反し、先進国・地域では公的部門、中国を中心とした新興市場では民間部門で債務は増えている。

リポートによれば、金融機関のレバレッジを除いた世界の債務は現在、総生産の約212%となり2008年以降38ポイント増大している。対国内総生産(GDP)比では米国の債務が約264%、ユーロ圏が257%、日本は411%、中国が217%だという。


同時に、エコノミストら世界の潜在成長率の6年移動平均を算出。同成長率は3%未満と、金融危機前の4.5%前後から低下していた。


中銀にとってのリスクは、金利を高くし過ぎれば成長の息の根を止めるほか借り手の債務返済負担を高める結果、企業や家計がさらに借り入れを増やすことになることだ。元イタリア中銀当局者のブッティリオーネ氏は29日のロンドンでのプレゼンテーションで、「成長率が低下し債務が増大している時は、長期にわたり低金利を維持するのに最適の環境だ」と述べた。

グロース氏の去ったPIMCOもニュー・ニュートラルを信じている。同社の新しい最高投資責任者(CIO)となったダニエル・アイバシン氏はグロース氏退社後のインタビューで、「PIMCOは引き続き、成長は予想を下回り、従って中銀はかつて想定されていたほどに急激には利上げをしないという基本的な見解を堅持している」と語った。

Bill Gross Gets ‘New Neutral’ Endorsement on First Day at Janus - Bloomberg

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140930#1412073687