https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

豪中銀の声明全文 | Reuters

世界経済は緩やかなペースで成長が続いている。中国の成長は政策当局者の目標におおむね沿った水準を維持しているが、一部の指標ではこの数カ月の鈍化が示されている。不動産市場の減速が目先の課題となるとみられる。コモディティ価格は歴史的にみて依然高いが、豪にとって重要な品目の一部はここ数カ月一段と下落した。


一部の金融市場ではここ数週間、ボラティリティが高まった。ただ全般には、金融の状況はなお非常に緩和的。長期金利とリスクスプレッドは依然非常に低い水準にある。市場は、世界の金利が上昇したり、その他有害な出来事が発生する可能性は非常に低い、とみているようだ。


大半の指標で豪経済の緩やかな成長が示されている。資源セクターでは、投資支出が大幅に減り始める一方、民間需要の他分野ではそれぞれまちまちのペースで拡大が見られる。公共支出は控えめとなる見通し。中銀は、今後数四半期の成長はトレンドをやや下回ると依然予想する。


最近、労働市場に関するデータは変動が大きい。理事会は引き続き、一部の雇用の先行指標は今年、改善してきているものの、労働市場には一定の需給の緩みがあり、失業率が低下基調になるまでその状況が続く、とみている。賃金の伸びは著しく低下し、今後、比較的緩やかなペースが続く見込みで、インフレ率は、たとえ豪ドルが下落しても、目標と一致する水準にとどまる見通しだ。


金融政策は依然緩和的だ。金利は非常に低く、貸出競争が高まるなか最近数カ月間に引き続き小幅低下した。安全資産の金利が低いため、投資家は引き続き高いリターンを求めている。与信の伸びは全般に緩やかだが、住宅資産投資向けの貸し出しは最近数カ月、一段と拡大している。住宅価格は最近数カ月、上昇している。


豪ドル相場は、主に米ドルの上昇を反映して足元で下落したものの、特に主要コモディティ価格の下落を踏まえると依然、歴史的に見て高水準である。このため、均衡のとれた成長達成に寄与する度合いは、通常期待される水準よりも低い。


今後については、緩和的な金融政策の継続が需要を支援し、成長加速に寄与するとみられる。インフレ率は今後2年間、2─3%の目標に沿った水準で推移すると予想する。


理事会は、金融政策が、需要の持続可能な伸びと目標に沿ったインフレの達成に向け適切に設定されていると判断している。現時点で出ている指標を踏まえると、金利の安定期間を設けることが最も賢明とみられる。