ECB総裁と独財務相が対立、景気悪化時の追加緩和策めぐり - Bloomberg
ワシントンで国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が始まる前日の9日、ドラギ総裁は必要に応じて追加緩和を行う意向をあらためて表明。各国に対し、財政政策の面で緩和余地があれば実施するよう求めた。一方、ショイブレ独財務相は米国のような形の量的緩和 を行うべきではないとし、財政規律の維持を呼び掛けた。
両者の立場の違いはユーロ圏政策当局者の足並みの乱れを端的に示している。しかし、こうした中でもユーロ圏経済は悪化を続け、IMFは2008年以降3回目のリセッション(景気後退)入りの確率を最大40%と見込む。