米FRB前議長、AIG公的救済訴訟で証言 当時の政府判断擁護 | Reuters
米連邦準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長は9日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) に対する2008年の公的救済をめぐる訴訟で証言し、政府の当時の判断を擁護した。
訴訟はAIGの元最高経営責任者(CEO)で筆頭株主でもあったモーリス・グリーンバーグ氏が2011年に提起したもので、政府を相手取り、救済の条件で株主を不当に扱ったと訴えている。
この日は4日目となる元政府高官証言が行われ、バーナンキ前議長が出廷した。
前議長は、12%超の金利でAIGに提供した850億ドル融資およびAIG株式の約80%取得から成る救済策と、2007─09年の金融危機時にニューヨーク地区連銀の幅広い融資ファシリティーを通じて行った各行に対する公的融資を区別。当局者らはAIG救済について「思いがけずに手に入る株主の利益を最小化」するよう設計した、と証言した。
政府側代理人は、政策当局者らは条件を算出するに当たって「モラル・ハザード」を検討せざるを得なかったと述べた。
前議長の証言は10日も続けられる予定。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141005#1412505606
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140827#1409136015
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140806#1407322161
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140801#1406890532
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140708#1404816620
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140707#1404729997
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140507#1399459452
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140306#1394102248
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140130#1391078468