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NY原油1年10か月ぶりの安値 NHKニュース

9日のニューヨーク原油市場ではこの日発表された経済指標でヨーロッパ経済の停滞が鮮明になり、世界経済の先行きへの懸念からガソリンなど石油製品の需要が世界的に落ち込むのではないかという見方が広がりました。
このため、原油先物に売り注文が相次ぎ、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格の終値は前日より1ドル54セント安い1バレル=85ドル77セントまで下落しました。
これはおととし12月以来、およそ1年10か月ぶりの安値水準となります。
市場関係者は「ヨーロッパの経済指標の悪化だけでなく、ダウ平均株価が330ドルとことし最大の下げ幅を記録するなど世界経済の先行きへの見方が急速に悪化している。さらにアメリカでシェールオイルの開発が進み供給が過剰になるという懸念も値下がりに拍車をかけている」と話しています。