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ノーベル賞 中村修二さんが語る NHKニュース

中村さんは、研究者として生きてきた人生を振り返り、「子どもの頃、算数が苦手だったが、父が教えてくれる『父ちゃん算数』で好きになり、理科系の勉強が好きになった。本を読むのは嫌いだったが、物心が付いたころから、1人で物事を深く考えることは好きだった。大人になって研究で行き詰まって、どん底まで落ち込んでも、深く考えれば、いいアイデアが出て解決すると信じて頑張ってきた」と明かしました。
地方の大学や企業の出身であることについては、「地方大学では、すべてを自分でしなければならないので、独立心が芽生えることが強みになると思う。会社に就職してからも初めの10年間は、さまざまなことを自分の力でしなければならず、そのとき苦労して習得した技術がその後の青色LEDの開発に生かされた」と振り返りました。
一方で、日本の研究者を取り巻く環境については、苦言を呈しました。
社員の開発した特許の権利を初めから「企業のもの」とする特許制度の見直し案については、「アメリカのように研究者が簡単にベンチャー企業を立ち上げられる環境なら見直しもよいと思うが、現状では反対だ。日本では企業に所属する研究者の待遇が悪く、プロスポーツ選手のように、研究者にも成果に見合った報酬を出すべきだ」と批判しました。
また、すぐには実用に結びつかない基礎研究の支援態勢について、「民間では、時間がかかる基礎研究にお金を投じることは難しいので、国が主導して、長期的な基礎研究にお金を出すようにする必要がある」と指摘しました。
さらに、中村さんは、生まれた科学技術を生かすべき立場にある日本のメーカーの弱点も指摘しました。
携帯電話や液晶テレビ半導体チップを例に挙げ、「日本はすぐれた発明をして、よい製品を送り出してきたが、市場は国内ばかりで世界に製品を売る力が弱く、世界標準に至らないのが問題だ」と述べました。
そして、みずから開発に携わった青色LEDについても、「何年かすれば海外に押され、日本のメーカーの製品が無くなってしまうかもしれない」と危機感を口にし、「背景には、日本人が英語に弱いということばの問題がある」と分析していました。
今後の目標について中村さんは、「今、市販されている発光ダイオードは使用した電力の60%程度が光になり、残りは熱となって消えてしまう。これを100%に近づけることが研究開発の次の目標だ。ノーベル賞の受賞はうれしいが、あくまでも有名な賞をもらったというだけで、研究はこれまでどおり続けていきたい」と話しています。
中村さんは若い研究者に向けて、「一番大切なのは、自分が何を得意として何をやりたいのかを見つけ、基礎的な勉強をきちんとやることだ。好きなことであれば勉強は苦にはならない」とエールを送りました。
そのうえで「日本の研究者が世界を相手に勝負をするには、まず、ことばの問題がある。そこで、研究者を志す人には若い頃に5年以上海外に住んでほしい。英語の習得は出来るし、日本を外から見ることで物事の見え方ががらりと変わる。日本の若者の夢は大企業に就職することになりがちだが、アメリカに行くとベンチャー事業を始めることが夢になる。私は米国での生活を45歳で初めて経験したが、それを是非、若いうちに経験したうえで、将来を考えてほしい」と訴えました。

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