アメリカのＡＢＣテレビが今月１５日から１９日にかけて全米のおよそ１０００人を対象に行った世論調査によりますと、議会での与党・民主党の活動を評価しないと答えた人が６７％と、先月よりも６ポイント増え、過去２０年間で最も高くなりました。
これに先立ってＡＢＣテレビが今月１５日に発表した調査では、オバマ大統領の支持率が４０％と就任以来、最低を記録しました。
背景には、アメリカ軍がイスラム過激派組織「イスラム」国に対する空爆に踏み切ったあとも、「イスラム国」の攻勢が強まっていることから、国民の間で戦況への不安が高まっていることなどがあるものとみられます。
野党・共和党は、オバマ大統領の対応が弱腰だと批判しているほか、エボラ出血熱の感染拡大を巡っても対応が後手に回っているとして批判を強めており、議会の中間選挙まで１週間余りとなるなか、オバマ大統領と与党・民主党は厳しい戦いを強いられています。
