日銀の発表によりますと、先月、企業の間で取り引きされたサービスの価格は、平成２２年の平均を１００とした指数で１０２．４となり、前の年の同じ月より３．５％上昇しました。
指数が前の年の同じ月を上回るのは、これで１５か月連続です。
また、消費税率引き上げの影響を除くと、前の年の同じ月と比べて０．８％の上昇になっています。
これについて日銀は、運送業界の人手不足を背景に、宅配便の価格が値上げされたことや、観光客が増加するなかで、バスの運転手が不足していることから、貸し切りバスの価格が値上げされたためなどとしています。
日銀は「事務職などの人材派遣サービスの需要も高まっていて、人手不足を背景とするサービス価格の上昇が続く可能性もある」と話しています。
