PIMCOにサイドナー氏が復帰、エラリアン前CEOの盟友 | Reuters
共同創業者ビル・グロス氏の移籍後、経営チームの建て直しに取り組んでいる債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)は3日、元シニアポートフォリオマネジャーのマーク・サイドナー氏が非伝統的戦略部門の最高投資責任者(CIO)として同社に復帰することを公表した。
サイドナー氏はポートフォリオマネジメント部門のトップも兼任し投資委員会のメンバーになる予定。復帰日は11月12日としている。
サイドナー氏は2009年から2014年までシニアポートフォリオマネジャーを務めたが、今年1月にピムコを退職、そのタイミングは前最高経営責任者(CEO)のモハメド・エラリアン氏が経営や投資戦略をめぐるグロス氏との対立から突如辞任を発表する直前だった。
エラリアン氏はグロス氏の後継として投資部門のトップになるとみられていたが、サイドナー氏とは盟友とも言える間柄だった。
その後サイドナー氏は運用会社GMOの債券運用部門トップに就任。8月にグロス氏から復帰を誘われたが、首を縦にふらなかった。