【講演】黒田総裁「2%の『物価安定の目標』の実現を確かなものに」(きさらぎ会) http://twme.jp/boj/01Cw
Speech by Governor Kuroda at the Kisaragi-kai Meeting (Ensuring Achievement of the Price Stability Target of 2 Per… http://twme.jp/boj/01Cx
この中で日銀の黒田総裁は、先週決めた追加の金融緩和について、消費税率引き上げに伴う個人消費の落ち込みなど、デフレ脱却に向けたリスクを防ぐ必要があったとためだと説明しました。
さらに黒田総裁は、「デフレという慢性疾患を完全に克服するには、薬は最後までしっかり飲み切る必要がある。中途半端な治療は病状をこじらせるだけだ」と述べました。
そのうえで黒田総裁は、今後の金融政策について「2%の物価目標の達成に必要であれば、状況に応じて最も適切な施策を行う。できることは何でもやる」と述べ、経済や物価の状況しだいでは今後も追加の措置も取りうるという姿勢を強調しました。
一方、消費税率の引き上げで実質賃金の減少が指摘されていることについて、黒田総裁は「消費税率の引き上げによる物価上昇率の押し上げは一時的なものだ。賃金は前の年に比べて1%程度の伸びとなっており、基調的には、賃金と物価がおおむね整合的に上昇している」と述べ、物価の上昇に賃金の動きも伴っているという認識を示しました。