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silica

信田さよ子「カウンセラーは何を見ているか」読了。カウンセリングを受けている身として興味本意で手に取った。読み易い。カウンセラーも人間、その手法には人となりが現れると再認識。

國分功一郎

さっき家族でタクシーに乗っていたらラジオからJ-waveで毒母やDVについての素晴らしいお話。「これは信田さよ子さんではないか?」「でも、声が若すぎるのではないか?」などの議論。結局、信田さんであった。降りる時、運転手さんが「素晴らしいお話でしたね」と一言。同感です。

國分功一郎

信田さんは、あのお声で、しかもこういう表紙のご本を出されているわけです。大変おもしろく拝読しました。
信田さよ子『カウンセラーは何を見ているか』
http://www.amazon.co.jp/dp/4260020129


國分功一郎 - Wikipedia

主な研究対象は次の二つである。一つは17世紀の哲学に関する研究、もう一つはフランス現代哲学に関する研究である。博士論文であり初の単著となった著作は、スピノザ論(『スピノザの方法』)であった。また、現代哲学の研究はジル・ドゥルーズを中心に進められ、『ドゥルーズの哲学原理』などの著作が出版されている。同時に國分は、〈暇と退屈の倫理学〉というテーマのもと、現代社会分析を進めている。

Amazon.co.jp: スピノザの方法の montblancさんのレビュー

本書は大きく分けて二つの問題に取り組んでいます。


1.スピノザ方法をめぐるパラドクスをどう解消するのか。ここでいうパラドクスとは、(1)方法を打ち立てる知性を導くための方法が必要、という無限遡行の問題、(2)方法を打ち立てるための方法が必要、という無限遡行の問題、の二つです。この問題を、スピノザ特有の観念思想である平行論によってどう解消されるのかを検討しています。


2.スピノザ哲学は最も十全な定義である神の観念を出発点として、あらゆる定理を導こうとするが、その出発点である神の観念はいかにして獲得するのか。この問題は、『エチカ』冒頭の定理がどういう役割を持っているのか、あるいはどういう方法に基づいて書かれているのか、という問題と連動しています。(ちなみに、明示されていませんが、この部分の解釈はドゥルーズの着想にかなり依っています)

Amazon.co.jp: スピノザの方法の 安冨歩さんのレビュー

本書の最大の功績は、デカルト思想が説得のシステムであるのに対して、スピノザ思想は説得を拒絶し、理解に徹するシステムであることを明らかにした点だ。説得という行為は、究極的に他人に自分の考えを押し付けるハラスメントの契機を含んでいる。そのため、近代の諸学は、その根源にハラスメントを含んでしまった。スピノザは、まさにこの点を明らかにしてデカルトを否定し、自分自身のための理解の哲学を構築したのである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141027#1414406349
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141027#1414406350


17世紀の哲学 - Wikipedia

近世哲学のうち、ルネサンス期の後、啓蒙時代の前の時期に区分されるおおよそ17世紀前半の哲学。理性の時代合理主義の時代と呼ばれる。

フランシスコ・スアレス(1548–1617)
フランシス・ベーコン(1561–1626)
トマス・ホッブズ(1588–1679)
トマス・ブラウン(1605–82)
ジョン・ミルトン(1608–1674)
ブレーズ・パスカル(1623–1662)
アイザック・ニュートン(1642–1727)

近世哲学 - Wikipedia

中世の後に区分される、おおよそ16世紀から20世紀までの哲学のこと。 近代哲学とも。

近代哲学を準備したのは、ルネサンス期において発達した数学・幾何学と自然哲学である。ガリレオ・ガリレイは、数学的に記述される自然という新たな世界観を作り出した。ルネサンスによって神から人間に世界の中心が移ることによって「人間の理性」によって機械的な自然を認識し、永遠・普遍妥当な真理に到達できるという世界観が生まれたのである。この新たな世界観に対応するために生み出されたのが大陸合理論イギリス経験論である。両者は、数学の確実性を足がかかりにするという点ではなんら違いがなく、絶対確実な真理を認識する起源について、異なる対応をとったいわば双子の兄弟である。イマヌエル・カントは、観念の発生が経験と共にあることは明らかであるとして合理主義を批判し、逆に、すべての観念が経験に由来するわけでないとして経験主義を批判し、二派の対立を統合したのである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141106#1415270179
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141105#1415184032
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141105#1415184032
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141029#1414579192


啐啄同機(さいたくどうき):安岡正篤「一日一言」 | 致知出版社−安岡正篤先生のページ

この意味は、卵が孵化するときは、卵の中のヒナが殻を自分のくちばしで破ろうとし、また親鳥も外からその殻を破ろうとする、そのタイミングがピタッと一致するからこそ、ヒナ鳥はこの世に生を受けて外の世界に出ることができる、という禅語です。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131114#1384425489
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141030#1414665469