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5分で氷解!「難しそうで読めなかった」話題の書【哲学】 - エキサイトニュース

ビジネスマンであれば、社会がどうなっていくかという考えなしには戦略を立てづらいですし、それこそが本当に知りたいことだと思うんです。しかし、哲学や思想というと、一見関係ないように見えるかもしれません。
ただ、歴史を振り返ると、たとえば中世から近代に移り変わる過程では、デカルトジョン・ロックなど多くの哲学者の知見が社会に影響を与えました。近代的な科学や民主主義も背景には哲学があるのです。
この3冊は、いずれも70年代生まれの著者による論考で、まさに時代の転換期ならではの内容。現代社会の特性を見据えながら、新しい人間観や社会観について根源的に論じるこれらの本には、近代初期の哲学や思想と同じような香りを感じます。
一昔前までは個人は自由でも平等でもありませんでした。哲学者や思想家が、社会契約や私的所有といった概念をつくり、それがフランス革命アメリカの独立運動などにもつながっていきました。
必ずしも思想家の理想通りにはならなかったかもしれません。しかし、彼らの考え方が一つのヒントとなって、新しい制度や社会が生み出されたわけです。これからも思想や哲学はそういう役割を担っていくのではないでしょうか?