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地方銀行の再編の動き どこまで進むかに注目 NHKニュース

熊本の「肥後銀行」と鹿児島の「鹿児島銀行」は、来年中にも共同で持ち株会社を設立して経営統合する方向で交渉を進めており、両行は7日に「統合を検討していることは事実だ」とするコメントを出しました。
両行は県内で預金や融資で高いシェアをもっていますが、人口減少に伴って経営環境が厳しさを増すことが予想されるなか、抜本的に経営体力を高め、成長が見込める農業や畜産関連の融資などを共同で進めることで、地域の活性化や収益の拡大を目指すねらいがあるとみられています。
地方銀行を巡っては、地域経済の実情に比べて数が多すぎると指摘されてきた一方、経営が安定している地域のトップ行が再編に乗り出す動きは限られていました。
今回の両行に加えて、地方銀行大手の「横浜銀行」と東京の「東日本銀行」も経営統合する方向で交渉を進めていることが明らかになっており、こうした動きが刺激となって、今後地方の有力銀行を中心に再編の動きがどこまで進むのかが注目されます。