ビジネスマンの必須教養「宗教」を学ぶ|今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ|ダイヤモンド・オンライン
連日メディアを賑わす中東情勢や、欧米各国の行動規範や経済倫理など、世界の動きは宗教の知識を踏まえなければ、その本質がわからないかもしれません。
そこで、グローバル社会で活躍するための必須教養として宗教をなぜ学ぶか、いかに学ぶか、さまざまな角度から掘り下げました。
宗教を知らずして、グローバル社会では生きていけない。
多くの国では、政治も経済も法律も、要するに社会生活の全てが宗教と関わっている。クリスマスに初詣、葬式や結婚式で宗教に触れることはあっても、普段の生活ではほぼ宗教とは無関係でいられる。そんな国は、世界でも珍しい。
ユダヤ教も、キリスト教も、イスラム教も、信仰の対象としている「神」はどれも同じ唯一の存在である。また、いずれも『旧約聖書』を聖典としている。そんなことも知らずにグローバルビジネスマンを気取っていられるのも、日本人くらいのものだ。
宗教を学ばないビジネスマンは、絶対にグローバル社会で成功できない。そう断言してもいい。
さて、そもそも日本人が「グローバル社会で生きていく」と覚悟を決めたのは、明治維新のときだった。