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グーグルが神に代わる?ネットがもたらす無宗教化|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

 2014年7月、米「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」の電子版が配信した記事が、宗教関係者の耳目を集めた。


「グーグルは神に取って代わっているのか」


 記事は、米誌「MITテクノロジーレビュー」が報じたある統計分析を基に構成されたもの。米シカゴ大学の調査データを、米オーリン大学の教授が分析したところ、米国で無宗教を自任する人の割合が、1990年の8%から、10年に18%まで増えていたというのだ。これは、人口にすると、2500万人になる。


 一体なぜなのか。


 データを分析したアレン・ダウニー教授は、教育や宗教的なしつけ、社会経済学などさまざまな分析を試みる中で、この低下は、インターネット利用者の増加によるという説を提示した。つまり、この20年間におけるネットの普及は、米国人の宗教信仰の低下に寄与した可能性があるというのだ。

 WSJの記事はこれを受け、「正直に言おう。一体、われわれの日常の信仰を誰が担うのか? 神なのか、グーグルなのか?」と問題提起したのだ。


 実際、神に取って代わるのが、グーグルかどうかは分からないが、既存の宗教界では、実際の布教活動だけではなく、ネット上での取り組みを盛んに進めている。


 世界を見渡すと、キリスト教でも仏教でも、ネットを用いた布教だったり、聖書の朗読、座禅のアプリまで登場している。ツイッターフェイスブックを利用した宗教活動はもはや珍しくない。


 また、並列にはできないかもしれないが、イスラム過激派も、ネット上でのメディア戦略を強め、ジハード(聖戦)に参加する義勇兵を集めるという戦略を進めている。


 そうなると、宗教がネットを駆使することで、神がネット化していくのか。それとも、あらゆる物体がオンライン化する中で、ネット自体が神に代わるような存在になるのか。

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