みんなの党は、党の路線を巡る執行部と渡辺前代表らの対立を受けて、１９日、両院議員総会を開き、今月２８日に解党することを決めました。
これを受けて、みんなの党の山内国会対策委員長と中島政策調査会副会長は、衆議院選挙に民主党から立候補したいとして、２０日、離党届を提出しました。
２人はこのあと民主党本部を訪れて海江田代表と会談し、「医療や社会保障などの問題について、民主党の一員として精いっぱい、努力したい」などと述べ、民主党への入党を申請しました。
これに対し海江田代表は、「民主党への参加を心から歓迎する。きょうからは自分こそが民主党だという心積もりで、間近に迫った選挙に向けて頑張ってほしい」と述べ、入党を認める考えを示しました。
２人は会談後、民主党の枝野幹事長と共に記者会見し、山内氏は「安倍政権の対抗軸として穏健な中道勢力が必要であり、今ある政党の中で自分の理想に一番近いのは民主党だ」と述べました。
また、枝野幹事長は「衆議院選挙も直前に迫っているなかで２人からの申し出を歓迎し、１つの旗の下で戦えるように直ちに党として手続きに入りたい」と述べました。
