ウクライナ大統領府によりますと、EUへの統合を目指すウクライナのポロシェンコ大統領とモルドバのティモフティ大統領、それにEU加盟国のひとつポーランドのコモロフスキ大統領が20日、モルドバで会談しました。
この中で、ウクライナのポロシェンコ大統領は「ヨーロッパへ向かう以外に選択肢はない。ポーランドの支援を受けて、ウクライナとモルドバはEUへの統合を進める」と述べたということです。
また、今月30日に議会選挙が行われる予定のモルドバのティモフティ大統領も、EUの支援のもとで、政治や経済の改革を進める方針を強調しました。
さらにロシアに対し強硬な立場をとるポーランドのコモロフスキ大統領はこれを支持する考えを示しています。
今回の首脳会談は、アメリカのバイデン副大統領がウクライナを訪問する直前に行われたことから、ウクライナとモルドバの首脳としては、圧力を強めるロシアに屈しない姿勢を誇示するねらいがあるものとみられます。