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田中美知太郎名言集

ソクラテスは法に従って死んだが、それは法を絶対視したというよりも、法に従って死ぬ方が、法を破って逃亡者の生活をするよりも「よい」と判断したからなのである。何でもいいから、生きている方が「よい」というのではなくて「よく」生きる方が大切だと考えたからなのである。『徳の倫理と法の倫理』

田中美知太郎名言集

保守主義というものは、ぼくはだいたい経験主義だと思いますね。つまり、今までの生活でこうやって来たら安全だったというのが経験としてある。その経験を重んじ、経験に外れたことをしない。経験通りにやってゆけばだいたい安全だ、そういうのが保守主義のおそらく基本原理だろうと思うんですね。→

田中美知太郎名言集

→…ただ過去の通りに未来もまたあるということを経験主義は保証できない。未来というやつはなんといっても今まで経験しなかったことをこれから経験するほかないんで、つまり経験主義では間にあわなくなってくる。そのためには一種の普遍性がいるんですね。『われわれの生きている時代』

田中美知太郎名言集

しかし歴史のなかに普遍法則があるかと言うとそうでもないんで、政治はだから未来を予言することはできませんね。希望としてはあるけれど、予測して失敗することがしょっちゅうです。だからたえず決断してゆくわけです。『われわれの生きている時代』(西部邁との対話)

田中美知太郎名言集

プラトンによると、法律は結局、死文なんですね。死んだ言葉があるだけ。たとえて言うと、こういうことです。一人の名医がいて、薬をいろいろ処方しながら、たくさんの病人を治していた。ところがちょっと旅行にゆかねばならなくなった。それでどうするかと言うと、今まで自分のやってきたことを→

田中美知太郎名言集

→文書に書いて、弟子に「この通りにやっておけ」と言って旅に出る。法律というのは、そういうもんなんですね。医者がまた帰ってくれば、その処方箋はたいした意味はないんで、新しい療法を試みてもいいし、病状によってはそうしなけりゃいけない。それを逆に、処方箋に書いてあることだけが正しくて→

田中美知太郎名言集

→それをはみ出してはいけないとなると、帰ってきた名医が縛られてしまう。そういう馬鹿らしいところが法治主義にはありますね。『われわれの生きている時代』

田中美知太郎名言集

今の日本のように、やれ憲法何条に反するとか、何とか三原則に反するとか、そんな愚にもつかないような議論ばかりじゃどこまでいっても、法律は賢くならないわけだ。法律が最高に賢くて、法律に背いたら、なんでも間違いということになってしまうわけだから。→

田中美知太郎名言集

→そういう意味で、法律は次善の策なんですね。ただ、それも名医がいないと困るわけで、名医がいたとしての話です。ボンクラ医師の場合は、やはり名医のやってきたものを書物にして、それにのっとって修行しなくてはならない。『われわれの生きている時代』

法治国家 - Wikipedia

法治主義には形式的に法の形態を具えてさえいれば悪法もまた法となるという問題点があり法の支配と区別されることがある。

形式的な法によって形式的に国家活動を縛るというだけでなく、法の内容や適用においても正義や合理性を要求する場合、これを実質的法治主義と呼ぶことができる。この意味での法治主義は法の支配とほぼ同じ意味を持つ。

法の支配 - Wikipedia

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141125#1416911822
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141125#1416911823
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141125#1416911824
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141124#1416825691
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141108#1415443143
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356830
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20121011#1349966150