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小沢一郎氏 野党統一戦線実現なら手挙げた者が総理になれた│NEWSポストセブン

──自民党も退潮する中で選挙に打って出たのかもしれないが、一方で野党の統一戦線も実現したとまではいえない。


小沢:もう一歩の決断だった。そうすれば、決断した人が総理になっていただろうね。絶対勝ったと思う。


 統一戦線ができなかったから候補者調整をやっていますよね。それはもちろん必要なことでしょう。だけれども、野党全党が推薦する一人の候補者が立つならいいが、選挙区ごとに違う党の人が立つのでは有権者の受け取り方は違う。ある党に入れたからって政権が代わらないと思われてしまう。候補者調整はしたほうがいいけれども、十分な効果を発揮するかどうかはわからない。


──生活の党の現職議員に、「政治生活を続けるために一番いいと思う方向に進め」と、離党を認めた。党にとっては捨て身の戦術だった。


小沢:野党がみんな政党の枠を取っ払えばいい。そうすれば「一つの傘」の下で動くことができた。だから僕は所属議員全員に、どこでも生き延びるところに行けといったんです。


──しかし、野党第一党民主党は政党の枠を取り払うところまではしなかった。


小沢:自分を捨てないと、できることではないですね。党でも個人でも。自分の殻に固執したのでは、大同団結は絶対できない。


──維新も同じだった?


小沢:いや、維新はそうでもない。維新は「この指とまれ」で、誰かが旗を掲げるなら全員参加するっていったの。民主党の中にも、そうなったら(新党に)行こうという人はいる。


──それなのに統一戦線ができなかったのはなぜか。


小沢:前原(誠司)君や細野(豪志)君など若い人たちが、最終的に決起できなかったんですね。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141202#1417517186
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141105#1415184036
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130606#1370526916(『両頭倶截断 一剣倚天寒』)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110327#1301236717