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米 次期国防長官にカーター氏 NHKニュース

オバマ大統領は5日、ホワイトハウスで、国防副長官を務めたアシュトン・カーター氏を次の国防長官に指名すると発表しました。
カーター氏は60歳。
去年12月まで国防総省のナンバー2の副長官として、厳しい財政状況が続くなか、国防費の削減を取り仕切りました。
カーター氏の起用についてオバマ大統領は、「30年以上、公務に関わり、安全保障分野の第一人者として評価に値する」と述べ、カーター氏の長年の実務経験を生かして今月末までに予定するアフガニスタンの戦闘部隊の撤退や、イスラム過激派組織「イスラム国」への軍事作戦など重要課題に取り組む姿勢を強調しました。
先月辞任を表明したヘーゲル国防長官を巡っては、先の中間選挙で「イスラム国」への対応など安全保障政策に批判が高まり、ホワイトハウス国防総省との間で意見の違いがあったとも指摘されたことから、オバマ大統領が人事の刷新を図った事実上の更迭と受け止められていました。
カーター氏は、今後、議会上院での承認を得られれば、オバマ政権で4人目となる国防長官に正式に就任することになります。

カーター氏の指名について、議会上院の与党・民主党、レビン軍事委員長は5日、声明を発表し、「カーター氏は経験豊富であり、すばらしい長官になるだろう。速やかに議会で承認されることを支持する」と述べるなど歓迎する声が上がっています。
また、オバマ政権の安全保障政策に厳しい姿勢を示し、軍事委員会に所属する野党・共和党の重鎮、マケイン上院議員も「カーター氏は非常に有能であり、彼とは多くの課題で緊密に連携してきた。来年行われる承認に向けた議会の公聴会を楽しみにしている」と述べ、評価する姿勢を示しました。
一方、マケイン議員は「これまでの国防長官も証言してきたようにオバマ大統領はホワイトハウスの身内だけで安全保障の戦略を決めてしまっており、カーター氏も影響力が限られてしまうだろう。次の国防長官にとって深刻な課題だ」と述べ、ホワイトハウスの安全保障政策への関わりについて批判しました。