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二者択一型の金融商品でトラブル急増 NHKニュース

バイナリーオプションは、アメリカドルやユーロなどの外国通貨の相場が、未来の特定の時点で、事前に定められた価格よりも高くなっているか、低くなっているかを二者択一で予想する金融商品です。予想が当たれば決められた金額を受け取ることができ、逆に予想が外れれば投資した額を失うもので、仕組みが単純なことなどから近年、取り引き量が増えています。
ところが、このバイナリーオプションに関するトラブルの相談が最近急増し、全国の消費生活センターには、今年度だけで1000件余りに達しているということです。主な相談の内容は、インターネットで「簡単にもうかる」という情報を見たため何度か取り引きしたところ数十万円を失ったとか、入金した金を引き出したいが業者が出金に応じないなどというものです。
日本国内で「バイナリーオプション」を行う業者は、金融商品取引業の登録が必要ですが、トラブルが起きているのは、ほとんど登録のない海外の業者を通じた取り引きだということです。
こうしたトラブルの相談のおよそ半数は20代の若者から寄せられていて、1人が平均で20万円を失っているということです。
このため、国民生活センターは、バイナリーオプションはリスクの高い取り引きなので内容が理解できなければ安易に始めないことや、登録がない海外の業者を通じた取り引きは絶対に行わないよう、十分な注意を呼びかけています。
国民生活センターの飯田周作さんは「バイナリーオプションは一見、簡単そうに見えても、大変リスクが高い取り引きなので、注意をしてほしい」と話しています。